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「拙者親方と申すは、御立会の中にご存知の方もござりましょうが、お江戸をたって二十里上方、相州小田原一色町をお過ぎなされて、青物町を登りへおいでなさるれば」
「欄干橋虎屋藤右衛門、ただいまは剃髪いたして、円斎と名乗りまする。元朝より大晦日まで、お手に入れまする此の薬は、昔ちんの国の唐人、外郎という人、わが朝に来たり」
朗々と聞こえてくる「外郎売り」。
スタジオのロビー。
はた迷惑もお構いなしの発生練習は毎度のことだが、いつもの藤村トオルの声に、透明感のある少年の声が被さっている。
「おい」
声の傍を通り過ぎた自他共に認める売れっ子声優――保坂圭一は、うんざり顔でスタッフの一人に囁いた。
「………なんだって、藤村さんが分裂しちゃったのさ」
「さぁ」
ラックを片手に移動中だった音響スタッフは、苦笑いで肩をすくめる。
「ま、いいじゃないっすか、一時は放送中止とまで言われたのに、二週遅れ程度でオンエアも決定されたし」
そして、顎で、声のする方を指し示した。
「クビ宣告された藤村さんも、降板確実の綺堂君も、ああして戻ってきましたしね」
「………………」
保坂は苦い顔で眉を寄せる。
そりゃ、戻ったのはいいけどさ。
「そりゃそりゃ、そりゃそりゃ、まわってきたわ、まわってくるわ。アワヤ喉、サタラナ舌に、カ牙サ歯音、ハマの二つは唇の軽重、開合さわやか、アカサタナハマ」
「ちがうわっ、ボケっっ」
ロビーがひっくりかえるほどの藤村の怒声。
控え室に行こうとしていた保坂は、思わず肩をふるわせていた。
「あれ、完璧じゃなかったっすか」
ひょうひょうとした声でそう返したのは、戻ってきた魔界の王子、マクシミリアンこと綺堂憂也。
「開合さわやかじゃねぇ、開合さわやかに、だ、にが抜けてんだよ、にが!」
「へいへい」
「へいへいじゃねぇっ、先輩に向かって、百万年早いわ、ボケっ」
「ういっす!」
「ういっすじゃねぇっ」
漫才みたいな二人の会話を聞きながら、保坂はため息まじりに肩をすくめた。
悪役声優として評価の高い藤村トオル。その偏屈な性格ととっときにくさは定評つきだが、まさかその藤村に、まともにつきあう人間がいるとは思わなかった。
しかもそれが、アイドル王国からきた魔界の王子ならぬ、中高生の王子様だなんて。
「来るわ来るわ何が来る、高野の山のおこけら小僧、狸百匹箸百膳、天目百杯、棒八百本。武具、馬具、ぶぐ、ばぐ、三ぶぐばぐ、あわせて武具馬具、六ぶぐばぐ。菊、栗、きく、きり、三菊栗、あわせて菊、栗、六菊栗、麦、ごみ、むぎ、ごみ、三むぎごみ、合わせてむぎ、ごみ、六むぎごみ」
「……あの長押の長薙刀は、」
保坂は、思わず、その続きを呟いていた。
にしても、綺堂憂也、大変な負けず嫌いだということだけは間違いない。
外郎売は、声優の教本には必ず載っている歌舞伎十八番のひとつだが、長文の上に、難解、早口言葉の要素を多大に含んだ唄である。
綺堂は、――いつ、それを独学でマスターしたのか、すでに全文を暗記しているのはもちろん、変化、テンポ、アクセント、間合いを全て、豊かな表現で、見事に読みきっているようだった。
収録が再開されてから、連日、藤村に指導を仰いでいるようだが、正直、藤村の外郎売りより聞き心地がいい。根本的に声質がいいせいだろう、いつまでも聞いていたいような気にさえなる。
「いいか、文頭は高く、文末は低く、だ。アクセントと強調したいところを、文章の中から見つけていけ、声優が強調するポイントを間違えるようじゃ全然ダメだ、プロとはいえねぇ」
藤村さんが、新人の指導ねぇ……。
収録ルームについた保坂は、やれやれ、と首をすくめる。
首を切られるところを、「元のキャスティングを動かさないこと」という条件つきで復帰した綺堂憂也に、結果として助けられたからだろうか。
―――義理堅い藤村さんらしいけど。
なんにしても、無意味なことだ。
監督も、プロデューサーも、J&Mから格安で借り受けたアイドルを声優として扱うつもりはさらさらない。
声優ならではの、オーバーな感情表現、イキと呼ばれる動作に伴うアドリブなどは、全て封印されている。彼らがほしいのは、アイドル「綺堂憂也」のナチュラルな肉声、それだけなのだ。
14
「酒はやらん、声に響く」
「………………」
憂也は、少し唖然としつつ、手にしたミネラルウォーターの壜を見下ろした。
まぁ、輸入物だから、ワインか何かに見えないこともないんだけど。
に、しても、スタジオに備え付けの休憩室。そのベランダで、どうして酒を勧められるという発想にいきつくのだろうか。
―――やっぱ、この人、わけわかんねぇし。
憂也は嘆息し、手すりに腕を預けている藤村トオルとは反対に、手すりに背を預けて、壜のキャップをねじ切った。
「今日のお前は、アーティキュレーシュンが最悪だった」
「………すいません」
どうやら藤村の頭というのは、二十四時間、いつだって仕事――声優の仕事のことを考えるようになっているらしい。
つか、ほかにすることとか、したいこととかねぇんだろうか。と、憂也は意地悪く考えてしまう。妻と子がいるというが、よくこんな亭主に愛想が尽きないものだと思う。
アーティキュレーシュンとは、言葉を明確に喋ること。憂也が苦手なのは、タ行とナ行だった。日常では何気なく使っているようでも、声だけを意識すると、結構かんでしまっている。
「噛んだところは、徹底的に読み直せ、しるしをつけて、そこを重点的に繰り返して読んでみろ」
「はい」
「読み始めでアゴをあげて、読み終わりで下げるといい、あと、教室、の、つが上手く出ていなかった。歯と歯の間から、しっかり息を漏らすようにして声を出してみろ」
憂也はその通りに発生してみた。なるほど、出る。
「収録の朝のウォーミングアップを忘れるな、裏声の出具合で喉の調子はすぐ判る。調音、スタッカート発声、アイウエオの回転運動、食事、食後のお茶とガム、そこまでやって、ようやく喉の準備が終わる」
「…………」
すげーよ、実際。
同じ喉を使う仕事でも、ここまで気を使うものだろうか――俺たちは。
ステージで足でもつったら最悪だから、ストレッチなどのウォーミングアップだけは入念にする。でも――歌は。
「どこかで、本格的なボイトレを受けてるな、お前」
「……少し」
「まぁ、歌手だから当たり前か」
と、藤村はつまらなそうに言い添えた。
「発声はいい、腹から自然に声が出ている。まずい技術は、いずれ努力で補える」
誉められてるのか、けなされてるのか――多分、後者の方だろうが。
「あとリズムがいい、ダンスは声優にも必須の科目だ。ダンスで身につくリズムが表現をつくる根本になるからだ。身体の動きは、必ず声にも反映する。突っ立ったままのセリフ読みは最悪だ、身振り手振り、全身をつかって声を表現するんだ」
「…………………」
一度喋ると、マジでうんざりするほど、しつけーけど。
「宮原アニメは、厳しいぞ、綺堂」
「は、はい」
結構、根はいいおっさんなんだと思う。ただ、不器用で一本気なだけで。
虎穴に入れば、虎子を得んとす。
じゃないけれど、この現場に復帰した綺堂が一番に思ったのは、ひとまず先輩声優の技術を盗もう、ということだった。
自分の、声優としての実力が、他と比べ物にならないことはよく判っている。ここで、下手に独学に走ったり、意地を貫くのは愚の骨頂だ。上手いものからは盗めばいい。そしていずれ見返せばいい。それが憂也の昔からの哲学だ。
人に取り入るのは、自慢じゃないが、得意中の得意。
が、藤村トオルだけは、難しいと思っていた。なにしろ、どこがキレどころか判らないド偏屈の上に、アイドルに徹底的な偏見を持っている。
が、
「俺、実は、宮原アニメ目指してるんです」
その一言だった。
たいして本気で言ったわけではなく、むしろ、適当に言った一言。
それが、五十前の偏屈親父の琴線に触れたのだから、わからないものだ。
以来、藤村トオルは、率先して憂也の師を買って出てくれるようになった。まぁ――慣れてみれば悪くはない、無料声優養成所の生徒になった気分だ。
「じゃあ、今度は俺の番だ、綺堂」
「はい」
首にかかったタオルを取りながら、藤村が室内に戻る。
憂也は、用意してきたCDプレーヤーの前にしゃがみこんだ。
「じゃ、音楽いきまーす。ステップは昨日と同じで」
今日の曲は、ストームのデビュー曲。
イントロで、けげん気な顔をした藤村は、しかしすぐに、不器用な踊りを披露してくれる。
「そこ、回転おそいです、もっとテンポあげて」
「ステップ最悪、この時点で、うちの事務所ならクビ確定」
ここぞとばかりにやり込める。
声優の基礎知識を教えてもらうのと引き換えに――藤村の要求は、意外にも、ダンスを教えてくれ、というものだった。声のリズムを出すためだというが、それにしても藤村の年を考えると、ちょっと信じられないほど貪欲な向上心。
「ばてばてじゃないっすか、まず、基礎体力づくりですね」
「………う、うるさい……」
三曲立て続けに踊らされた藤村は、さすがにばてたのか、その場にしゃがみこんで、ぜいぜいと肩で息をした。
「………み、」
「水ですか」
「……み、宮原アニメは、厳しいな、綺堂」
また、それかよ。
憂也はさすがに失笑し、手にしていたペットボトルを、藤村に手渡してやった。
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「……悩んでるみたいだな」
収録済の台本、それをぺらぺらとめくっている時だった。自然に漏れたため息が、背後の相手にも聞こえていたのかもしれない。
ダンスの授業を終え、ぐったりとベンチに倒れていたはずの――藤村トオル。
「いやー」
憂也は照れ隠しに、冷めた表情で肩をすくめた。
「藤村師匠の教えを守ることができないから」
「まぁ、それもいたしかたない、金をもらって雇われている以上、製作サイドの要求は絶対だからな」
偏屈オヤジの、意外に素直、というか、商業主義的なセリフを聞き、憂也は思わず眉を上げた。
「そんな顔をするな、何年この世界でメシを食ってると思ってる」
藤村は淡々と言って起き上がると、憂也の隣に腰掛けた。
「俺から見れば、最悪の棒読みだが、そういう素人演技を求められているならいたしかたない。俺個人としては、全く納得いかないが」
「…………」
今日の収録でも、憂也のセリフは、ほとんどダメ出しの連続だった。
(違うなぁ、綺堂君。)
(下手に演技しなくていいんだよ、もっと自然で。)
水嶋監督のねちっこい声が、今でも耳に渦巻いているようだ。
「アニメのキャラというのは、当たり前だが生きた人間じゃない。そこに声が吹き込まれた時、やっと人間としての命が生まれるものだと俺は思う」
殆ど表情を変えないまま、藤村は変わらない口調で続けた。
「俺たちの仕事は、ひとつの命を生み出すものだ。ルパン三世、アンパンマン、孫悟空、ドラエモン……は、最近声優が変わったが、この先何年も語り継がれ、愛されていくキャラクターは、声優の個性なくしては成り立ち得ないものだった」
「ああいう喋り方って、やっぱ、演出で決まるわけですか」
「いや、演出でクレームがつくことはそんなにない。大抵は、声優が本を読み、イメージを膨らませて役を作る。俳優のそれと違うのは、演じる者の片鱗さえ見せない全くの別人格になれるということだ」
「……………」
「そこに声優の特異性があり、面白みがある。演じるんじゃない、作るんだ、その意味では俳優より高度な関わり方が求められる」
この人は。
憂也は、台本を閉じて、天を仰いで息を吐いた。
この人は、自分の仕事に徹底的な誇りとプライドを持っている。
自身の仕事の芸能界での位置づけとか、評価とか、そういうものには、まるで頓着していない。
この一点だけでも完全な負けだった。
時々――本気で憂也は判らなくなる。
アイドルという仕事に、自分は何を求め、何を信じてここまでやってきたのだろうか。
思えば遊び半分に入った芸能界。同期への意地だけが最初の動機だった。で――今は、何のために続けているんだろう。
確かに今、最初に見えなかった何かを掴みかけているような気がする。が、それが何なのかと言えば、いまひとつ漠然としすぎて言葉にできない。
「そういう意味では、マクシミリアンの半分はお前によって作られるものだ。お前が命の半分を受け持つキャラだからな。生かすも殺すもお前次第だ」
藤村の声で、憂也は現実の自分に引き戻された。
目の前の、たったひとつの仕事にすら、答えが出せないでいる自分に。
「……………」
俺次第か。
でも、現実は演出次第。
自分がイメージするキャラクターのスタイルと、演出がイメージするスタイルとのギャップ。
それを、製作サイドの要求として鵜呑みにするだけでいいのだろうか。 そもそもその要求の根底にあるものを――そのまま受け入れてしまっていいのだろうか。
(くだらないものにしたら、俺がお前の首を切るからそう思え!)
「…………………」
あんな啖呵までもらって、もう一度もらったチャンス。できるなら、今の自分の全てをぶつけてみたい。
が、色んなアニメーションを実際に見て、こう思ったのも確かだった。
妙に演技なれした声優の声より、俳優がナチュラルに喋る声の方が、自然に、むしろ違和感や抵抗感なく耳に入ってくるものだと。
「…………」
それが、今の時代の流行なら、声優としての訓練を重ねた藤村のようなベテランの立場はどうなのだろう。
「色々、迷ってんのは事実ですけど、……まぁ、これもアリかな、と、思ってみたりもするんですよね」
迷いながら憂也は言った。もしかして、まだ殴られるかな、と思いつつ。
「確かにな」
が、意外にもあっさり藤村は頷いた。
けれど、その横顔は、どこか寂しげにも見えた。
「しかし、過去に人気俳優と呼ばれる輩が声をあてたキャラが、今も命を保っているだろうか。永遠に語り継がれる存在にまで昇華しただろうか」
「…………」
「今のマクシミリアンも決して悪くはない、新鮮さがあるし、声質がいいのが救いだ。が、ゲストキャラの喋り方で、全50話、飽きさせずに持たせることができるかどうか……」
藤村は口を曲げて、耳のあたりをごしごしと掻いた。
「それから、お前がアイドルだというのも問題がある」
綺堂は黙って肩をすくめる。
またアイドルか。
きっと憂也だけではない、J&Mに所属する誰もが、絶対に一度は感じる壁であり、葛藤。どの現場にいっても、絶対にかけて見られる色眼鏡。
バカで、顔だけ人気だけ。
アイドル、アイドル、アイドル、アイドル、あまりにも高い偏見の壁。いったい、アイドルが、世間になんの恨みを買ったというんだろう。
が、藤村は神妙な顔で腕組みをした。
「視聴者は、マクシミリアンを見るんじゃなくて、その影に透けて見えるアイドルの声聞きたさにチャンネルを合わせるようになるだろう。それがスタッフの狙いではあるんだろうが、従来のアニメファンは、間違いなく一線を引いてくる」
「……そんなもんっすかね」
「わからないか、日の目を見ずに虐げられた来たジャンルには、彼ら独特のルールがあり、狭い世界のステイタスを絶対的に守ろうとする傾向がある。アイドルオタクがアニメオタクを冷めた目で見下すように、アニメオタクは、アイドルなんて絶対に認めない、セイバーの騒ぎを知っているだろう」
「………ああ」
東條聡がセイバーに抜擢されたことにより、従来のミラクルマンファンから、猛烈なバッシングを浴びたこと。今でもインターネットの二チャンネルには、セイバーつぶし、とも言えるレスが乱立し、気の毒に、聡は袋叩き状態である。
「ただ、新しいファン層を、この分野に引っ張ってくる牽引車にはなるだろう。スタッフがお前に求めているのは、それだ、綺堂」
「……………」
どの分野に抜擢されても、いの一番に求められるのは、確かにそれだ。
視聴率稼ぎ。
観客動員数稼ぎ。
それが見込めるから、J&Mのアイドルは芸能界で活躍の場を与えられる。実力も実績もないのに、大役を与えられる。
「まぁ、今のままでは」
「…………」
「宮原アニメは遠いだろうな」
「は………、」
神妙に聞いていた憂也は、がくっと肩を落としていた。
け、結局それかよ。
「そ、そんなに宮原アニメってのはいいですか」
「俺にとっては神話の域だ」
はぁっとため息をつき、藤村は、その異相に夢見るような眼差しを浮かべた。
「宮原さんは日本アニメ界の伝説だ。俺はずっと憧れていて、あの人と仕事がしたくて、役所を辞めて声優養成学校に入った。もう三十過ぎていたからな、冒険だった」
「へぇ……」
役所ったら公務員か。
すんげーお似合いのような気もするし、こんな無愛想な人間が役所の窓口に出てくるのもなんだな、とも思う。
「俺がようやく声優として仕事がもらえるようになった時、宮原監督はテレビアニメを卒業しておられた。スタジオアプリを設立され、長編アニメ映画という新たな世界のパイオニアになられたんだ、……何度オーディションを受けたか判らないが、まだまだ実力が足りなかった」
「ああ、」
憂也は、もう結構前に、共演の保坂圭一から聞いた言葉を思い出していた。
「宮原監督は……俳優を好んで使うとか」
「今はそうだ、………昔は違った」
へぇ。
実の所、さほどいいとは思ったことのない宮原アニメ。
映画祭で賞を取ったと言うし、何かと話題になっていたから、観たことはあるが、憂也の琴線に触れるものは何もなかった。
ただ、あ、あの俳優さんが声やってる、結構はまってっじゃん、――くらいの認識。
「俺は見ての通りの面だ、性格も悪いし、協調性もない」
「………………」
「………………」
え、
も、もしかして、フォローすべきなんだろうか、今。
しかし藤村は、拳を握って顔を上げた。
「この声だけが、俺の命で財産だ、宮原アニメで、俺はいつか、世界中に俺の声を届けたいんだ」
真っ直ぐな目に、真っ直ぐな希望が輝いている。
茶化して笑おうとした憂也は、そのまま笑顔を消していた。
そんな夢、おっさんには似合わないし、子供みたいでこっぱずかしいよ。
それでも、今の自分より、何倍も輝いていると憂也には思えた。
五十前の、偏屈でぶさいくなおっさんが――。
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