9
「……片瀬さん?」
まどろみかけていたりょうは、はっとして顔を上げる。
「すいません、ここ二日、仕事が詰まっていたもので」
即座に、隣席から声がした。
数日前からりょうにつきっきりになっている、マネージャーと言っていいかどうか判らない男、藤堂戒。
「それにしても、よほどお疲れなんですねぇ」
正面席に座る記者の、どこか嫌味な声がした。
りょうは、半ばなげやりな気持ちのまま、「すいません」とおざなりに言って頭を下げる。
六本木。J&M仮設事務所。
深夜十一時すぎてからの、雑誌の取材。
事務所のロビーの一角で行なわれた取材も、写真撮影も、正直、ほとんど記憶に残っていない。
「少し仮眠を取らせます。細かな質問は、私が代わりに応えましょう」
藤堂に肩を抱かれるようにして立ち上がらされる。
「最低の受け答えでしたね」
来客用の応接室、一言そういい残し、藤堂は扉を閉めた。
―――最低、か。
まぁ、そうなんだろうな。
どう言い訳しても、真面目に受け応えていたとは思えない。
何度も何度も繰り返し聞かれた陳腐な質問の数々に、なんだかもう、真面目に答える気も失せて、「そうですね」とか「はぁ」とか、そんな生返事を繰り返していたような気がする。
目を閉じたら、暗闇が回っていた。
疲れた――こんなに、虚しい疲れ方をしたのは、初めてだ。
―――いや、初めてでも、ないか。
キッズの頃、Jを辞める直前がそんな感じだった。
当時、つきあっていた女のことが事務所に知れて、「お前みたいな甘い人間には、何年たってもデビューは無理だ!」激しく唐沢に叱責された。
母の入院、そして父の仕事が上手くいかなくなり、「道楽で続けているなら、今すぐやめろ」と、連日のように言われる中、信頼していた事務所の後輩に、煙草の吸殻をロッカーに入れられた。
思えばそれがとどめだったのかもしれない。
先の見えない日々の中、将をはじめとする、仲間との繋がりだけが、りょうの唯一の支えだったから。
美波に呼び出された時、りょうには、言い訳する気さえ、すでになくなっていた。
「はい」とか、「ああ、」とか適当に受け答えて、最後に「お世話になりました」と言って頭を下げたような気がする。
もう、どうでもよかった。
ただ、この虚しさと寂しさから、1日も早く開放されたかった。
全てが終わった後、話を聞いた将が駆けつけてくれたが、どんなに言葉を尽くされようと、りょうは、一度決めてしまったことを覆すつもりはなかった。
何故だろう。
あれだけ信頼して、頼りきっていた将でさえ、あの当時の、俺は――。
うーん、君のようなタイプは。
芸能界でやっていくのは、ちょっと難しいかもしれないね。
もう何年も前に宣告され、そして今でも忘れられない精神科の医者の言葉。
―――俺……むいてねぇのかな。
りょうは、ぼんやりと天井を見上げる。
アイドルなんて、芸能界なんて。
俺みたいな弱い奴に、そもそも、無理だったのかも、しれないな。
だったら、なんで、今までやってこれたんだろう。
どういう幸運が、この何年か続いていたんだろう。
「それにしても、やっぱ、アイドルだからですかね」
「ま、中卒だろ?頭わりーんだろ、基本」
扉の向こうから声がした。
先ほどの記者。多分、自分のことだろう。
「テレビじゃ、そこそこ喋れる感じでしたけどね」
「礼儀もなってねぇし、天狗になってんじゃねぇの?急に売れ出したガキにありがちなことだよ」
りょうは、冷めた気持ちのまま、自身への侮辱を聞いていた。
部屋の外には自販機がある。おそらく取材を終えた記者二人が、そこでジュースでも買っているのだろう。
「しかし、藤堂さんが出てくるとは思わなかったなぁ」
「随分強面の人でしたけど、ご存知なんですか」
藤堂。
藤堂戒のことだ。
りょうは、ふと視線を止める。
「業界の裏じゃ、相当有名な男だよ、通称、J&Mの別れさせ屋」
「へぇ」
「元ヤクザらしいけどな、矢口組系とかなんとか……そこは定かじゃねぇけど、Jのアイドルの女には、必ずあの男が、念書を持って押しかけるらしい」
「こえーっすねぇ」
「相手が筋モンなら、そりゃ、引き下がるしかねぇだろ、女も。最悪、ヤクザに輪姦されちゃ自慢話にもなりゃしねぇ」
「こ、怖い世界っすねぇ」
まだ、扉の向こうでは、男二人が笑いながら会話している。
りょうは、全身を凍りつかせたまま、ただ黙って天井を見上げていた。
性質の悪い噂だ。
自分の心臓が、轟音を立てている。
噂だ、そんなこと有り得ない。
でなきゃ。
でなきゃ、俺が、あの男を殺してやる。
10
「遅くなりました」
深夜ゼロ時。
社長室には、まだ明りがついていた。
「片瀬は」
「タクシーで帰らせました、重原が同行しています」
立ったままで藤堂は答える。
重原とは、片瀬の隣室に住み、片瀬の身の回りの世話一切をこなしている現場マネージャーである。
ストーム5人をゴシップから守るに当たり、一番やっかいで、一番力を入れる必要があるのが、キッズ時代から、病的に女にだらしない片瀬りょうだった。
「大阪の女とは会っていないんだろうな」
「今のところは」
藤堂は頷き、来客用のソファに腰掛けた。
「そんな暇さえ与えていません。やがて、自然に忘れるでしょう」
「お前が女の所に行ったのか」
パソコンから顔をあげずに、唐沢。
「行きました」
藤堂は、淡々と答えた。
「しかし、少々勝手が違っていたようで」
「………?」
「まぁ、私の判断ですが、片瀬の女の件は、これで肩がついたと思います」
「まぁ、いい、お前に任せている」
唐沢は、それきり、手元の作業に没頭する。
「……貴沢と河合のことですが」
藤堂は、嘆息まじりに言って立ち上がった。
「本当に、何も手を打たないので」
「打ってどうなる、相手は東邦だ」
「しかし、このまま、すんなり、移籍を認めてもいいんですか」
藤堂はさすがに言葉を荒げた。
唐沢は、はじめて指を止めると、顔をあげて藤堂を見上げる。
「説得はした、……謝罪もした」
「……………」
藤堂は無言で眉をひそめる。
謝罪か。
聞き間違えじゃなかったら。
「それでも、ヒデは、うちを出ると言った。後は、弁護士を通してくれと言い張った」
「弁護士、ですか」
東邦の入れ知恵だ。いつもの手だし、そう来られるとなまじの説得は効果がない。
「仕方ない、……やつらとの信頼関係を、今回は、俺自身が壊したんだ」
「……………」
「だから、決断を、尊重してやろうと思う」
わずかに黙り、藤堂はかすかにため息を吐いた。
「今までの移籍とは話が違う、ヒデはうちのトップアイドルです」
「判っている」
「年間、何億も、何十億もたたき出す看板スターなんですよ!」
「………………」
手がなかったとは思えない。何もできなかったとは言わせない。
縛る手はいくらでもあるし、引きとどめる餌はいくらでも蒔けたはずだ。
美波さんが、抜けたせいか。
こういった人掌術では、実は藤堂は、美波には遠く及ばないと自覚している。
怒らせて掴む、認めて捉える。黙って立っているだけで、強烈な反発と憧憬を、同時に覚えずにはいられない――まるで磁場のように、カリスマオーラを放っている男。
緋川をはじめとする美波への反発組と、ヒデをはじめとする憧憬組。
そのいずれも、結局は美波に心を奪われるという形で、事務所という場所に縛られている。
その存在自体が、彼の天才であり、稀有な才能だ。
だから唐沢は、もう何年も前、彼にしては最高に卑劣な謀略を用いて、美波を自身の元に残そうとしたのだろう。
「他の連中への、示しがつきません」
藤堂が切り、美波が繋ぐ。
そうやって、長きの間、成り立ってきたJ&Mシステム。
「全てのタレントの契約更改は7月です。そこで、ヒデに続くものが出ては話にならない、うちの事務所の存在自体が危うくなる」
それが、今、美波の離脱により、根底から崩れようとしている。
もし、今回のヒデの移籍に、美波が影で絡んでいたら。
「……俺はな、藤堂」
唐沢は静かに立ち上がった。
「離れる者がいたら、それはそれで、構わないと思っている」
「……唐沢さん」
「緋川と話をしたよ」
緋川拓海。
反唐沢、そして反美波の急先鋒。
この事務所では、美波に継ぐタレントのカリスマである。
「美波が、最後にお膳立てしてくれた」
窓辺に立つ、その背中が綺麗だった。
「話したといっても、ああいう生意気な男だ」
横顔に、それでも苦々しいものが浮かんでいる。
「相容れない部分はあったが、基本、この事務所を守りたいという部分では一緒だと、確認しあえた。美波は……自分の後任を、緋川に任せたかったんだろう、まだまだ役不足にもほどがあるが」
美波さんが。
あの人が、そこまでしたか。
そしてそこまでしながら、結局は事務所を出て行った。
藤堂は無言で、視線を下げる。
美波は間違いなく、自身の恋人にかけられた罠の真実を知っているし、唐沢もまた、美波がそれを知っていることを知っているる
美波の、決して表に出さない憎悪も葛藤も、そしてそれを知りながら傍に置く唐沢の心中も、どちらも藤堂には理解できない。二人の間にある、憎しみとも愛情ともつかない不思議な絆の意味も。
―――まぁ、理解したいとも思わないがな。
「ギャラクシーとストーム、二枚看板でいくつもりですか」
「関西事務所に、なにわJaMsのデビューを前倒しさせることで了解を得ている。今年の夏は、ストームとなにわの話題一色になるだろう」
「………………」
それは確かに、関西を中心に人気が爆発しているなにわのファンにとってはビックサプライズだし、Jにとっても逆風を追い返すだけの追い風になるだろう。
しかし、デビューとなると、また莫大な予算がかかる。ヒデのデビューに破格の予算を投資した後だけに、万が一失敗したら、それは事務所の屋台骨さえ揺るがしかねない事態に繋がる。
―――まぁ、ヒデと違い、今が旬の、なにわの人気と実力から言えば。
失敗など、ほぼありえないだろうが。
「ストームには、1日も早く、ギャラクシーと同じ場所に立ってもらわなければならない」
唐沢の背中が呟く。
「それが、大前提でしょうね」
藤堂も頷いた。
なにわは今が旬だ、若くて面白い美少年が揃っているユニット、デビューの成功は当たり前といえば当たり前だ。しかし、若手の旬人気が、長期的に続く保証はどこにもない。
かつて、一過性の人気を頼りにデビューさせたアイドルが、一曲で潰れた例はいくらでもある。そういう意味では、ヒデのデビューは遅すぎはしたが、長期的にみれば成功することは間違いなかった。
「全てのタレントの契約更新を急がせましょう、今週中にはかたをつけます」
「頼む」
急ぎ足で社長室を出た藤堂は、すぐさま自分のオフィスに戻り、パソコンをたちあげた。
データを確認する、今時点で、契約更新をしているのは、ストームと若手キッズだけ。
ギャラクシー、マリア、スニーカーズ、サムライ、条件面で不満を持っている連中は、のきなみ保留を宣言している。
「…………………」
―――肝心のギャラクシーが、まだか。
藤堂は軽く舌打する。
緋川拓海が、ぎりぎりまで更新しないことは例年のことだ。彼はそれを盾に、いつも若手の待遇改善を事務所側に要求する。それは藤堂も知っている。
そして、結果として、緋川はいつもサインするのだ。
それは、彼がプライベートで同棲している恋人を守るためである。
藤堂にとってはどうでもいいことだが、相手が水商売をしていたことが、緋川を縛る鎖のようになっている。
J&Mという強大な権威と力が、マスコミの牙から緋川を守っている。アジアを代表するトップスターの同棲は、目ざといマスコミなら内々で掴んでいるだろうから、おそらく緋川がJを離れると同時に、一斉にすっぱ抜かれ、叩かれるおそれがある。
「……………」
もう何年も前、美波涼二をつぶしたゴシップのように。
緋川は、確実か。
しかし今回、それを信じて緋川を放置するのは、少しばかり危険な気がした。
―――唐沢社長と話したといったが……。
そこで唐沢が得た感触をどこまで信じていいのか、藤堂にはいまひとつ判らない。
それにしても、だ。
ふと藤堂は息を吐き、パソコンから顔をあげて、机の中の煙草を取り出した。
あの人は、変わった。
唐沢直人。
―――さながら、牙の抜けた虎というところだな。
目をすがめて、窓の外の闇を見つめる。
そろそろ、潮時か。
本来の目的も忘れ、柄にもなく熱くなったが、ここらが引き上げ時かもしれない。
携帯が鳴る。
煙草を灰皿に押し付けてから、藤堂は携帯を耳に当てた。
「俺だ、どうした」
片瀬を送っていった重原からの着信である。
報告を聞いた藤堂は、大きく息を吐いて短い髪をかき上げた。
片瀬が消えた。
わずかな隙をついて、部屋から抜け出した。
「午前中の仕事はどれだけ入っている、仕方ない、急病だとでも言っておけ」
明日の正午から、マスコミ全社を呼び集めての、コンサートツアーの記者会見だ。ヒデの移籍が世間を騒がしているだけに、業界中が注目している記者会見。
最悪の、タイミングだな。
藤堂はさすがに舌打ちをする。
「探せ」
大阪か。
しかし、今の時間からは、どうやっても行けはしない。
「マスコミがかぎつけない内に、徹底的に探せ、ストームのほかの連中には、俺から連絡をとってみる」
無論、動揺を与える可能性があるメンバーには知らせない。マネージャー陣を使って、探りを入れさせるしかない。
「やれやれ」
まずは、社長にご報告だ。
抜けた牙のかわりに、二本の角が飛び出しそうだが。
携帯を切った藤堂は、軽く息を吐いて立ち上がった。その途端、再度、携帯電話が鳴る。
「……もう見つかったとかいう報告じゃないだろうな」
何の気なしに持ち上げた藤堂は、相手先を告げない着信に眉を寄せた。
通話ボタンを押して、耳にあてる。
わずかな間の後、金属のこすれるような声が聞こえはじめた。
11
音楽業界の現実と可能性
長年、大手三社によって保たれてきた音楽業界の均衡に、今異変が起きている。
きっかけは、5月の初旬に発売されたストームの新曲「奇蹟」(J&M)である。
近年、楽曲は、曲そのものではなく、タイアップと宣伝の規模で売れ行きがほぼ決まるという傾向にあった。オリコンランキング1位の権威に頼りすぎたメディアの偏った取り上げ方が、より、初動売り上げ絶対主義に拍車をかけ、結果、どの会社も、曲作りより宣伝、タイアップに予算の大部分をつぎ込むようになっていた。
挙句、購買員制度という、闇のシステムまで誕生した。オリコンチャート第一週の第1位。それだけが、あたかも曲の価値全てであるかのような非常識が常識となっていた。
そもそも音楽とは何なのか。
音楽とは、聴くものに何を与えるものなのか。
それをリードしていくはずの業界が、すでに腐りきった販売マシンと化していたのである。
奇蹟は、業界屈指の売り上げを誇る、J&Mが発売した楽曲である。
しかし、事務所側が力を入れていたのは同日発売されたヒデ&誓也の新曲であり、「奇蹟」は、むしろ、メディアから徹底的に締め出された感があった。そこに事務所内の軋轢や権力争いがあったことは、想像の粋を出ないが、奇蹟は、事前の予想では、二位獲得さえおぼつかない楽曲だったといえる。
記憶にも新しい、宇佐田ヒカル(アーベックス)、RTTS(東邦)を破った第二週、三週の奇跡は、確かにプロデュースの力によるものだ。
しかし、筆者が特筆したいのは、第一週、殆どメディアに露出せず、目立つタイアップを持たない「奇蹟」が、初動で20万枚を超える売り上げをたたき出したことにある。
二十万という数字は、決してアイドルの人気だけで出せるものではない。
それこそが、業界を真に震撼させた奇蹟だったろう。
事務所内の内部抗争に犠牲にされた感のあるストームが、崖っぷちから奮起した。
メンバー最年長柏葉将(21歳)の指揮のもと、彼らが選んだのは、いわゆる演歌歌手のよくやる、ドサ周りという手法だった。
期限は10日たらず。
全国四十箇所を周り、ファンとじかに接することで、彼らは自身の活路を切り開いた。日に日に静かなブームが、イベント会場を中心に巻き起こり、それが発売日に結実した。
筆者は、現地で何度か取材に当たったが、印象的だったのが、それまでむしろアイドルを嫌悪していた物見遊山の客が、のきなみストームのファンに転じていたことである。
思うに、自身の魅力が一番ダイレクトに伝わる方法を、彼らは必死に模索し、そして行動することで実現させたのではないだろうか。
楽曲の素晴らしさは、言うまでもない。
悲劇の天才シンガー城之内静馬、そして工藤哲夜の合同作曲であり、それを、当代きっての天才と称されるRENがアレンジし、現代の若者の、ヒップホップに創り上げた。
ストームという、どこか頼りない、今にも消えそうな輝きを放つ星が、その曲を歌うことで、「奇蹟」は何年もの時をへだて、ようやく完成した名作となった。
このめぐり合わせもまた、奇蹟としか言いようがないのではないか。
奇蹟の躍進に、まず、敏感に反応したのが、業界の風雲児、荻野灰二(アーベックス専務)である。
彼は、奇蹟が、この先も売り上げを伸ばすことを予測し、即座に宇佐田ヒカルのプロモーションを全面的に見直した。
同時に、荻野は、長きにわたって根付いていた業界の悪習「購買員システム」を封印する。トップを狙う大手同士の無益な争いを回避したのであろうが、常に業界に新風を巻き起こしてきた彼の本音は、純粋に、このガチンコ勝負の行く末を見届けたかったのではないか。
荻野の決断は、はからずも、J&Mに、そして東邦EMGに、思わぬ余波を与えることになる。
赤信号は、全員で渡れば怖くないが、1人で渡るには、多少の勇気がいるものである。
アーティストにとって、不名誉以外なにものでもない悪習が、これを機に完全に業界から消えることを、筆者は切に願いたい。
しかし、「奇蹟」ショックは、業界に負の遺産をももたらした。
現在、業界では、東邦プロとJ&Mの企業間争いが激化する傾向にある。
正常な競争はおおいにすべきだ。
が、競争は、曲の良し悪しですればいい。それが理想だと判っていても、互いのよさを潰す形で、人気アーティストのリリースを衝突させ、無意味な宣伝に多大な費用をかける愚行だけは避けるべきだ。
1位にも、2位にも、曲の価値を図る意味など、何ひとつ存在しない。
そもそも音楽とは何なのか。
その最初の疑問を、この記事を読んでくださっている1人1人に、再度問いかけてみたいと思う。
いつになったら、ランキング編重主義から、メディアは抜けることができるのだろうか。
そこに、音楽業界の、新しい未来の可能性が秘められている。
(PJ M.A)
※この物語は全てフィクションです。
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